春先に一番多い雨もり事故 リフォームノート 4

こんにちは。
河合建築事務所・河合です。
8月から、あったかハウス河合建築事務所が診断した住宅の不具合と、診断、そしてリフォームを、1件ずつ事件簿風に書き記しています。
今回でシーズン1が終了です。

第4回目 CASE4は「春先に一番多い事故」

皆さん、春先に多い事故はなにかご存知ですか?

屋根のスノーダクトが凍ってしまい、春の陽気で暖かくなると氷が融けて屋根がプール状態になり、その水がどこかを伝って天井からポタポタ水が落ちて来る。
こんなケースを聞いたことはありませんか?
毎年このような漏水事故があり、当社では断熱リフォームに限らず対応をしております。この漏水をスガモリ、またはスガモレともいいます。
河合がうかがって普通のカメラと熱画像カメラで天井を撮影しました。
熱画像カメラで青く写っている部分がスガモリで水がたまっていると思われる部分です。
ともかく雪を下ろさなくては水は止まらないとお伝えし、お客さまのご協力で1階部分の屋根の雪を全部落としてみると、
ガチガチに凍ったスノーダクトの横樋・スノーレーン。
縦のパイプは すでに氷が詰まって排水されず大変なことに。
こうなってしまうと、冬の時期にできる工事は、現実的にはあまりありません。
凍った部分を融かすために、ゆっくりゆっくりお湯を注ぎ、プール状態を解消します。
4月に入ってから壁を剥がし、凍結防止用配管、電気配線をしました。

河合からメッセージ

凍結防止策は必ず必要ですね! 特に昭和の建物は!