引き上げ式散水栓を交換(16年使った竹村製作所製)

明けましておめでとうございます。

今年も、あったかハウス河合建築事務所をよろしくお願いいたします。

新年最初の投稿は、こぼれ話から。

リフォームノートこぼれ話

Sさんから「散水栓の蛇口が回らない」と連絡あり。
使わないときはマンホールに収納できる散水栓だそう。
写真を送っていただき、調べたところ、以下のようなことがわかりました。

引き上げ式散水栓 竹村製作所

わりと故障例が多い。部品交換代が33,000円でそのほかに工賃など。ただし、それで直る保証はないとのこと。

便利でスマートなんです。使わないときはマンホールの中に押し込むと、建物のまわりがスッキリ。蛇口を閉めて水栓をマンホールに押し下げると、同時に水抜きができる仕様になっており、晩秋にマンホールにしまえば良いのです。

 

しかし、この便利でスマートな仕組みが故障の原因かもしれません。

こちらのお宅は、散水栓を使い始めて16年目。春から水が出なかったそうです・・・。

 

話は戻ります。

現在の引き上げ式散水栓を直すのか、新しい散水栓に交換するか。両方のお見積もりを提示して、判断していただいたところ、「交換する」とご返事をいただき、札幌が30℃に達した8月19日(水)に工事しました。

水道をメーター部分で止めて工事開始です。マンホールをはずし、散水栓まわりの土を掘ります。札幌は寒さで水が凍結するので、水道はとても深いところに配管されています。その深さ約90cm。

古い散水栓を取り出す

そこで古い水栓をはずして新しい水栓を取りつけます。こんどは北海道の水道メーカー・光合金製作所の製品を取りつけます。掘り返した土を戻し、整地して水を出し通水試験をして工事は完了。

新築住宅には、マンホールに収納できるこのタイプの散水栓がけっこう使われています。不具合があったら教えてください。

こんな感じで工事写真をSさんにお送りしております。(Sさん承認済)

その後、芸術的な写真が送られてきましたので、許可をもらい転載します。

つる性の植物はときに楽しい姿を見せてくれるものです。