家の外に埋められている「排水ます」で地盤陥没事件が発生

昭和62年(1987年)に建てられたお宅のオーナーさまからお電話あり。家の外部のコンクリート排水桝(ます)の 周りの土が陥没しているそう。

お客さまがたまたま家の周りを見に行って発見したといい、「見てくれませんか?」と問い合わせをいただきました。

見にいってみると、外部の排水コンクリートますから排水管の塩ビ管が縦に割れて外れていました。ほかのますを見ると マスにたまったゴミの影響か、ますと排水管のジョイント部分から排水が漏れて徐々に土が陥没し、土が陥没したことでますが動いてしまい、排水管との接合部分も動いて塩ビ製の排水管が割れてしまったようです。

 

この現象は1年くらいで起きるものではありません。気が付かないだけで、数年前から起きていたと思います。

今回は緊急で、ひどく陥没したますを交換しました。直るまで洗面台お風呂は使えませんので、不便をおかけします。

 

 

コンクリートますを掘って取り出しました

新しく塩ビのますを設置しています。すごくコンパクトになります

配管をつなぎ、完成。あとは土を戻します

人手不足に加えてこの10月は非常に忙しく、設備業者が2日後にようやく交換工事を終わらせることができました。

外部の排水ますが「コンクリート桝」の場合は要注意です! 使い始めてから年数が経つと 必ずこうなってしまいます。対策は? すべて塩ビますに交換することになります。いまの新築住宅はほぼすべて塩ビますを使っています。

「塩ビます」とは、こんなふたがついた「ます」です(タキロンシーアイ)