外壁を残したまま「窓リノベ」.補助金あり(中古住宅リノベーション・レポート7)

前回までのブログでは床や壁の断熱改修をご紹介してきましたが、今回は窓の改修工事について。こちらの作業も「暖かい家」を作るための大切な工程です。

1階和室での作業の様子

窓のような開口部は、家の中でも熱の出入りが大きい場所。そのため、Fさま邸では、断熱性に優れた窓に交換するとともに、窓のサイズを小さくする、また窓をなくして壁にする工事を行いました。

今回のリノベーションでは、外壁はそのまま使うため、元の家の窓枠の上に新しい窓枠を覆いかぶせて設置する「カバー工法」を採用しました。新しい窓枠ができたら、その大きさに合わせて、オーダーメイドで作ったサッシを入れていきます。

 

窓の改修には、2023年度からスタートした、国の「先進的窓リノベ事業」の補助金を活用しました。工事の内容に応じて、補助される金額は1戸あたり5万円から最大で200万円!これは改修費用の大きな助けになりますね。2024年度も実施されますので、ぜひチェックしてみてください。

詳しくはこちらまで。

https://window-renovation2024.env.go.jp/about/

 

こちらの部屋は、窓をなくして壁にしました。

 

スノーダクトは現場確認が必要

時には、家を解体したからこそ修繕すべき箇所に気付くことも。

こちらは、トイレの壁の中に埋め込まれていたスノーダクト(屋根に載った雪が解けた水を排出する屋根)の雪解け排水するための縦トイ配管です。解体時に確認すると、配管に接続する凍結防止ヒーター(ドレンパイプヒーター)が機能していないことが判明。ドレンパイプヒーターを交換することにしました。

 

ヒーターがちゃんと機能する新しい配管になりました!これで冬の間も安心して過ごせます。

次回は、「暖かい家」の重要なポイントとなる気密工事についてご紹介します。