二世帯住宅から子育て家族のための間取りに変更(中古住宅リノベーション・レポート10)

これまで住宅性能を中心にリノベーション工事のことをお伝えしてきましたが、今回は間取りの変更についてです。暮らしやすく間取りを変えるのもリノベーションの大事なポイントになります。

施主のFさまご一家はご夫婦と3人のお子さまの5人家族。リフォーム前の家は二世帯住宅だったので、一世帯の子育て世帯が暮らしやすよう、間取りの変更を行いました。今回は主なポイント3か所をご紹介します。

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1.和室→広めのリビングダイニング

【Before】

1階リビングの横には6畳の和室がありました。「広めのリビングがほしい」とのFさまのご要望があり、こちらの和室を大改造して、家族団らんに最適な空間を作ることにしました。

【After】

和室と廊下側の壁をすべてなくして、フローリングを施工。以前の倍の広さのリビングになりました。家を支えるために必要な柱はそのまま残し、クロス状に耐震補強の部材(筋交い)を入れています。これらの柱をホワイトに塗り、リビングとの一体感がある空間に仕上げました。和室の奥、床の間と押し入れがあった場所には、真ん中にテレビボード、左右それぞれに収納を造作しています。

 

2.2階のキッチン→ウォークインクローゼット

【Before】

元の家は二世帯住宅だったため、1階と2階にキッチンがありました。ですが、Fさまご一家には2階のキッチンは必要ありません。そこで、この場所を全く別の用途に活用することにしました。

【After】

まず、システムキッチンを撤去して何もない状態に。新たに壁を設けて隣室との仕切りを作り、大容量のウォークインクローゼットを造作しました。

 

3.2階の脱衣室・浴室→収納スペース

【Before】360度カメラ

 

洗面脱衣室と浴室も1階と2階に二世帯分ありました。2階の洗面脱衣室と浴室をFさまご一家のニーズに合った間取りに変えていきます。

【After】

2階の洗面スペースは洗面台を新品に交換してそのまま活用することに。朝の身支度などが1階と2階の2カ所で同時にできます。一方、脱衣室と浴室があった場所には、壁二面に収納棚を造作。日用品のストックなどをたっぷりしまっておける収納スペースに生まれ変わりました。

 

次回は、すべての工事が終了した後に行う気密測定の様子をご紹介します。