断熱リフォームの勘どころは「気流止め」

河合のリフォームノート24

 

この動画は、家づくりウェブマガジンiezoomの編集部が、工事中に現場取材して撮影してくれたものです。

 

「気流止め」工事スタートから完成まで

築33年の東区の家

33年前(1992年)に新築工事の現場管理を担当させていただき、33年を経て、今回は屋根・外壁・気流止め改修をさせていただきました。

壁のサイディングをはがしてみると、予測通り窓廻りからの雨水の浸入が2ヶ所ほど確認できました。幸か不幸か、水シミはあったものの構造柱には影響がなく、腐れなどは発生していませんでした。(下の写真)

 

“当時から窓に防水テープを貼っていたんだ”と現場で確認しました。まあまあ進んだ工務店だったんだなあと思います。またそれがなかったら、新しい工法を勉強し現場に採用する今の自分はないんだろうなとも思います。

ユニットバスを見ると思い出すこととは・・

当時を思い返せば、ユニットバスは完成品(1.8メートル四方の大きな箱)を土台引きが終わるタイミングでユニック車から吊って現場に設置していました。このため、ユニットバスが外壁と接する面には、防湿のためのポリエチレンシートを貼れる状態ではありませんでした。

もちろん気流止めの概念はなく、現場管理者は大工さんに「仕事を増やすな」と言われてた時代・・。当時大工は神様でした。

ユニットバスの気密の状態を見て、当時の事をいつも思い出します。

 

工事が終わり、ホッとしたところです。これで次の世代の方に安心して暮らしていただくことができそうです。

こちらは完成までの3分30秒ほどの動画です!!