new!! モルタル外壁、昭和の家を暖かく! 気流止め改修工事が完了・札幌市

昭和58年(1983年)築の住宅を平成24年(2012年)に中古で購入されたお客様から、「家全体が寒い」「結露がひどい」「外壁の劣化が気になる-」
といったご相談をいただき、外壁改修と気流止め工事などを行いました。

■ 工事までの背景

お客様が長年悩まれていた症状は、以下のように多岐にわたっていました。

  1. 家全体が寒い
  2. 結露がひどい
  3. 外壁モルタルの劣化
  4. 屋根のスノーダクト樋の老朽化による「すが漏れ」
  5. 大きすぎる窓による寒さ・耐震性の不安
  6. 2階ベランダの老朽化と屋根との接合部の劣化
  7. 玄関が寒い(木製玄関ドアの老朽化)
  8. 台所収納・1階押し入れの結露とカビ

「1階の6帖部屋の押し入れの結露、カビがひどい」
という状態は、典型的な“気流止め不足+断熱欠損”の症状です。

■ 実施した主な工事内容

今回の住宅は、外壁モルタルの内部・室内側に防湿層が一切なく、気流が壁内を自由に動いてしまう典型的な“昭和モルタル住宅”でした。
そのため、外壁を撤去して外側から気流止めを徹底的に施工しました。

● 外壁まわり

9.アスベスト調査

10.アスベスト含有部材の適正処理

11.モルタル外壁の撤去

12.外側からの気流止め施工(全面ポリフィルム)

13.サッシ交換(断熱性能向上)

14.外壁断熱材(グラスウール)の交換

15.外壁 窯業系サイディングへ張替

「防湿のポリフィルム一切なしのため全面ポリフィルム施工」
という点が今回の工事の大きな改善ポイントです。

● 床・基礎まわり

階段下の床が無く、外壁を撤去すると基礎内部の土が見える状態を改善します。

16-1断熱材が入っていなかった部分 新規床を造作し断熱材を充填

16-2断熱材が入っていなかった部分 ユニットバスの底

17.床下へウレタン吹付断熱

18.床下防湿工事

19.床下殺菌処理

20.調湿剤の設置

● 屋根・小屋裏

屋根板金の張替え。

21.小屋裏換気のためイーブスベンツを新設

22.スノーダクト樋下の通気確保

■ 工事中の課題

イラン・中東情勢により建材や設備が手に入らなくなり「参った!困った!」
早期発注により何とか手に入った資材もありましたが、スタイロフォームの在庫が多少あったことで助かりました。
しかしその他の資材価格の上昇は免れませんでした。世界の頂点に立つ者のエゴや判断ミスの影響がこういう形で日常をおかしくしています。「非常に残念!」

23.今回の現場は、両隣の敷地との距離が約60cmしかなく、職人が体を横にしないと移動できないほどの狭さでした。
「狭くて体を横にしないと足場の上を移動できない」という厳しい条件の中、慎重に作業を進めました。

■ 工事を終えて

24.外壁改修と気流止め工事が無事完了しました。
今年の冬、どれほど暖かさが改善されるか、お客様と一緒に結果を楽しみにしています。

昭和年代のモルタル住宅の典型的な弱点である「気流止め不足」と「断熱欠損」を、外壁全面改修とともに改善しました。施工条件も資材の調達も厳しい現場でしたが、職人の技術と工夫で無事完了。
この冬の暖かさを、私たちも楽しみにしています。