リフォーム工事前にアスベスト調査(中古住宅リノベーション・レポート1)

リフォーム工事を始める前に、これから解体する建材や設備製品にアスベスト(石綿)が含まれていないかどうかの調査を行います。

アスベスト・石綿(いしわたまたはせきめんと呼びます)は、天然石でありながら軽い綿状の性質を持っており、耐火性・断熱性・電気絶縁性が高く、ある時期まで外壁材や塗料、保温材、防音材として建築物にとても多く使用されていました。ところが、ヒトがわた状のアスベストを吸い込むと肺がんなどの健康被害を引き起こすことが分かり、2006年9月から全面禁止となりました。

そして、禁止以前の建物を解体などする前には、アスベストが含まれていないか調べることが現在義務づけられています。

その調査の様子を紹介します。

今回は壁に使われている石こうボードにアスベストが含まれていないか調査します。

まずサンプル採取部分のクロスを切って石こうボードが見える状態にし、石こう粉などの飛び散り対策で養生シートを張ります。

その後、石こうボードを小さく切り出してジップロックへ入れ、封入します。

こうやって採取した建材にアスベストが含まれていないかを調査機関で調べていただき、無事に含まれていないとの報告書をいただきました。

ここまま改定工事を進めてOK! ひと安心です。

なお、調査員は完全防護服です。

次回は解体の様子を紹介します。