暖房・給湯一体型電気ボイラーの水漏れ

築13年前のお宅から、

「収納扉の下でわずかに水が溜まっているのを発見 昨日まではなかったはず。なんだろうと扉を開けてみると、ボイラー外装パネルと床の間から水がしみ出ている。何か変だ・・。水が出ているので どうしたら良いのだろうか?」

という連絡が来ました。

写真を送ってもらい 本体より水が漏れていると判断し訪問。

減圧弁と呼ばれる部品まわりが濡れていて、どうもその水が配管を伝って床にしみ出したものだと判断されました。減圧弁のパッキンが原因かと思われ、ボイラー製造メーカーのメンテナンスに連絡しました。

2日後にメンテナンスの人が来て、基盤の裏側の銅の配管にピンホールができて、そこから水漏れしたとのこと。このため配管交換と減圧弁本体のパッキンの交換が必要-。

たまたま部品の在庫があり 本体を交換することはなく部品交換で事なきを得ました。本州から部品が届くあいだのまる1日は、お湯が出ない上に暖房・給湯暖給一体型のため暖房は使えず、寒い思いをしたようです。

 

製造から10年以上たっているので、部品が無ければ本体交換の「大ごと」になっていたところです。ただ、部品交換とは言えまあまあの金額でした。

電気代が高騰しているこの時期、本体を交換したらもっと高額な出費となります。まだ13年、もうちょっとがんばってもらいたいところですよね。

 

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さて、今回は無事に工事できましたが、河合には大きな心配事がありました。

というのは、

写真の右に階段、ボイラーの上部にも階段の段々が映っている

こちらのお宅は、階段下が電気ボイラーの収納場所になっており、すっぽり収まっているのですが、故障などがあった際は修理のためにまわりの壁を壊さなければならない場合もある、という心配です。

 

電気ボイラーは、排気ガスを出さないため、どこに設置しても大丈夫、ということで、一般的にユーティリティーに設置されるボイラーが、クローゼットだったり階段下だったりに設置されているケースが多いのです。

再々なことに、今回はまわりを壊す必要はありませんでしたが、この先も心配です。

また、ボイラーを長く持たせるためには、普段からメンテナンスを心がけておくのが一番ですね。

 

これば真冬だとしたら・・・ぞっとする出来事でした。

 

 

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